彼を援助する為に借金をしました

私には親がいない彼氏がいました。当時私は医療系の国家試験を取り、慣れてきた頃で5年足らずでしたが給料も少しずつ上がってきた状況でした。

しかし一人暮らしをしていた私は、家賃に光熱費、食費や車のローンなどもあり生活は決して楽ではない状況でした。そんな時、当時の彼と出会い付き合って彼が私の部屋に転がり込むようになったのですが車で3時間ほど遠い場所の彼だったので仕事も一から見つけることになり、家に転がり込んだ時には無職同然の状態でした。

というのも、彼は後に分かったのですが既に借金があり家賃なども滞納し逃げるように全て棄てて私の元にきたわけです。それから私の借金生活が始まりました。

最初は私の給料で生活していた。

私は彼と出会った時は彼の借金の話は知りませんでした。彼には親がおらず、おばあちゃんに育てられたという話は聞いていたのですが、まさかここまで深刻な状態だというのは知らずに一緒に過ごしたんです。

彼は会社も建築業の作業員の仕事をしていたのですが、きちんと退職をしてきたと私には言っていたのに後に聞いた話では何も言わずに出てきたとの事で、部屋も会社の持ち物で会社に家賃を納めていたのに部屋も大事な物だけを持ってきて丸々放置してきていたのです。それも、家賃も数か月分滞納しているわけです。

当然彼の働いていた会社からすれば、仕事には来ない、家賃も払わない、連絡はつかないで何度も何度も電話をしてきていました。私はそこで初めて『なんか、おかしい』と感じ問い詰めて聞いて、その事情を知らされました。

それに加えて彼を育てた彼の祖母は、貧しい独り暮らしで体調を悪くして入院生活をしていたので、彼はその費用も負担していたようです。その状態に心が折れそうになり全てから逃げるような状態で私の元に来たと彼は話しました。私は渋々理解し、仕事が決まるまでの間までと思い養っていました。食費や彼の車の燃料代金、それらをギリギリの生活の中でも彼が可哀想だと思い助けていたのです。

しかし思うように仕事は決まらず、やっと決まったのは日雇いの仕事でした。

遂にカードローンに手を出してしまった。

そんな日々が半年ほど続きました。その頃には私の給料では彼を養うなど、とても無理で限界でした。毎日暮らすのがやっとの状況に来ていましたね。彼は相変わらず日雇いの仕事を繰り返し、それも毎日ではなく月に何度か行くだけのものでした。

彼はその会社に決まった時、給料前借りで十万かりました。ですから1日一万円程の分から、半分は返済で差し引かれていましたから五千円。それが月に四回ほどでした。なぜそんなに求職に困っていたかと言うと、彼はいわゆる『わけありな人間』です。そんな状態で全てを棄てて私の元にやってきたので保険証も身元証明も何もなくて『どこの馬の骨か分からない奴』として見られ、仕事は日雇いか夜の仕事か何かしかありませんでした。車の免許証も紛失してしまい無いとの事で、私は知らなくて後から聞いて驚きました。

正直私はその時に初めてこの人と付き合ったことを後悔しました。自分自信も首が回らない状態になり私も家賃を滞納していたのです。電気も止められた事もあります。そこで最終手段で親に絶対するなと言われていた消費者金融に手を出してしまったんです。

一回ならすぐ返せる!そう思っていたんですが、気づけば借り入れは7社にもなり235万円にまでなっていたのです。それでも彼を捨てられなかった私は本当にバカでした。

払えなくなり先輩に相談し任意整理しました。

彼も返済してくれてはいたんですが相変わらず日雇いで仕事が安定で全く給料はあてになりませんでした。A社に対して返すためにB会社から借りる…を繰り返していた結果、こんな状況になってしまいました。『私の人生こんなはずじゃなかった、今頃は医者とでも結婚して幸せになっていたはずなのに!』と何度も何度も後悔して自分を怨みました。

ガンガン催促の電話はくるし、その頃はまだ取り立ての厳しい規制はなかったので容赦なく携帯や職場に電話が来ていましたのでノイローゼになっていました。明るかった性格の私も殻に閉じ籠るようになり毎日彼と経済的な苦しさから大喧嘩をするようになり、骨にヒビが入るような怪我をした事もあります。

でも実家もない自分の戻る場所もない、そんな彼をここまで来ても可哀想だと思ってしまう自分が嫌いで仕方なかったです。そんな自分に嫌気をさし、借金と彼氏のことを先輩に相談しました。先輩は既に若くして自分で事業を起こしていた人なので多方面で顔が広く知識もあり任意整理という方法を教えてくれました。

多少の縛りはあるが普通に暮らせるし、催促の電話が一切来なくなる、利息もカットされるということでした。弁護士に頼む費用は先輩が貸してくれて私は弁護士に依頼しました。それから彼と別れ、残った借金を私は自分一人で完済しました。その時、こういう男性と二度と付き合わないと決めましたし、お金で苦労するもの絶対嫌と思いました。