クレジットカードのキャッシングって借り逃げってできるの?

カード1枚で気軽にお金を使えることから、親しみやすいクレジットカード。なかでも、クレジットカードに付随するキャッシング機能は、困った時の神頼み的存在です。

まるで空からお金が降ってくるような錯覚すら覚えてしまうため、ハマりすぎると泥沼に!?
今回は、そんな泥沼から抜け出そうとするも脱出できなかった女性のストーリー(実話)をお届けします

クレジットカード会社はどこまで追ってくる!?

今回の主人公は……実は私です。都内の2LDKに旦那さんとペットと住む、趣味は旅行と料理、お酒という、よくいる「普通の(?)」主婦です。そんな私が過去にクレジットカードにハマった挙句、生活が破たん。
返済から「逃げよう!」と決心した背景とその方法、顛末を、恥ずかしながらご紹介します。

きっかけは「銀行よりも手数料がかからないから」

お酒が大好きな私。OLをしていた20代はお給料の大半を飲み代が占めていました。週末はオールで(朝まで)飲むのが当たり前。そんなある日の土曜日。財布の中を確認すると、所持金が心もとなかったのです。

土曜日は銀行でお金をおろすと手数料がかかるなあ」(※当時は土日の引き落としは手数料がかかりました。)そう考えた私が思いついたのがクレジットカードに付随していた「キャッシング」機能でした。
確かに、消費者金融系のカードローンの場合は、「〇日間無利息」のキャンペーンを実施していることも多いですよね。それゆえに「すぐ返せばいいや」と気軽な感覚でキャッシングしてしまったのが、始まりでした。

はじめは1万円、だけのつもりが……

さて、無事にキャッシングで1万円を得た私。むしろ銀行でお金をおろす際に必要となる手数料がかからないのだから、得した感覚ですらありました。でもそれが悪夢の始まり……。あまりにも簡単にお金を手に入れられるので、まるで自分の銀行の預貯金感覚になってしまったのですね。特に私の場合は、土日はもちろん、平日の遅い時間もキャッシングが定番になってしまいました。

その結果、あっという間に借り入れ金額が15万円以上に。それでも月に1万円の返済だったため、「まあ、余裕だろう」という感覚でした。ところが、このタイミングで会社から解雇されてしまうというハプニングが起こり、返済が難しくなってしまいました。さあ、どうしましょう。

ない袖は振れない。じゃあ……逃げるしかない!

収入がないのに支払いはある。支払いを滞納した結果、クレジットカード会社から電話や督促状も来るようになりました。
そこで私が選んだ道が「逃げる(借り逃げ)」とういう選択肢だったのです。

まずは自分の存在を「抹消」

督促状が届かないところに行って、携帯電話の番号を変えたら逃げられるはず!」そんな安易な考えで、住んでいたアパートを引き払い、当時お付き合いしていた彼氏の家にカバン1つで転がり込みました(家財などは売って生活費にしました)。

新しい居場所がバレたら困るため、住民票も移さない、という徹底ぶり。まさに華麗に自分の存在を世の中から抹消したつもりだったのです。もちろん煩わしい督促状も届かなくなり、快適そのもの♪もちろん、世の中的には存在していないことになっているから、国民保険や国民年金、住民税の支払いの催促もなく……。
病気をして病院に通わざるを得ない時には、知り合いから保険証を借りて通院しました(良い子は絶対真似しちゃいけません!)。その当時はフリーランスで仕事をしていたため住民票が必要な機会は特になかったのです。

逃げ切ったつもりが……まさかの!

さて、その数年後。結婚をすることになった私。婚姻届けを提出するとなると、住民票が必要になってきます。その頃には、借り入れのことなんてすっかり忘れていました。そして、役所で手続きをし、久々に「東京都民」となり無事に新居で新生活を送っていたところ……。

なんとクレジットカード会社から新居に手紙が!そこには「差し押さえ」や「裁判」などの不穏なワードまで!……どうやら、婚姻届けを提出した際の住民票によって、住所が特定されてしまった模様。怖くなった私は、重い腰を上げてクレジットカード会社に連絡をしました……。

当然利息も膨大な金額になっていましたが、クレジットカード会社だって人の子。不幸中の幸いで、一括返済することで利息分は免除してもらったからちょっとイイ話です。もちろんこれは滅多にないレアケースでしょうが、クレジットカード会社からの結婚祝いだったのだと思っています。

まとめ

結論。
クレジットカード会社から「逃げる」ことはかなり難しいです。

確かに「時効(5年)」はありますが、滞納している間に何らかの対応をしてしまうとその時点で時効は中断(リセット)になりますし、ブラックリストに載ってしまうと新規にカードをつくることも難しくなってしまいます。
実際私は以降、「審査が緩い」カードしかつくることが出来ず、さらに住宅ローンの借り入れの審査もなかなか通りませんでした。

また、余談として。住民税などの請求もいっぺんに来まして、こちらは無視していたところいきなり「銀行口座が凍結」になりました。借りたお金は返済計画に基づき、「ちゃんと」返しましょうね。そして、税金も支払いましょうね……。